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2008年04月20日

ADHDな人生 Part.2

私がADHDを知ったのはカウンセリングの研修ででした。
とある病院の心理学講座を受講していて、精神病理の講義でのことです。
実は人格障害にも当てはまるところが多々あったのでそこで「もしかしたら…」とも思いました。
ですが…ADHDの方がピンときたのです。

そこからがもう勉強です。
専門書をいくつも読みました。
チエックリストも数多くやって見ました。
知れば知るほど疑惑は確信に近づいて行きました。
そして当事者の手記を何冊か読んでからです。
自分の訳の分からなさがそこに書いてあったのです。
「そうそう!私が言いたかったのはこんな感じなのよ!」
アスペルガー症候群の当事者の手記でした。
う~ん、アスペも混じってるのかな…?
そう感じました。

最近ではアスペルガー症候群とADHDと両方持っている人もいること、それから自閉症は連続体なので自閉症スペクトラムとしてはっきりとした区別がつかないこともあることが一般的になってきているようです。
それも納得です。

そして、すでに亡くなってしまいましたが、私の父はアスペルガー症候群の特徴が数多く見られました。
父の母もそうでした。
自閉症は遺伝的な要因が強いと言われています。
私に傾向があっても何ら不思議はない歴史がありました。

診断を受けようか…迷った時期がありました。
この訳の分からなさに決着がつけたかったのです。
また、不全感を説明し、分かってもらう理由も欲しかったのです。
しかし、現状大人の発達障害を適切に診断してくれる精神科医は少なく、あったとしてもその時は新患の予約が10年待ちとHPに書いてありました。
(いまは新患も受け付けるとなっています。)
日常生活に支障があるわけでもありませんでした。
診断されるメリットも見つかりませんでした。
で、診断を受けることはやめました。
なので自称ADHDです。

自称ADHDはできないことの言い訳には使わないようにしています。
困っているところは補える工夫をしています。
誤解を防ぐために説明する時には有効になっています。

発達障害は個性です。
誰もが程度の差はあれ持っているのです。
ただし…
一般的な範疇からずれやすく、少数派になってしまうところが苦労するところです。

私の願いは…
少数派も認められ一緒に生きていける社会です。
ありのままでいいじゃないか!
みんな違って、みんないい…




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プロフィール
Mako Takabayashi
Mako Takabayashi
1960年生まれ。魚座。B型。母乳育児支援、食と暮らしの市民活動、心の相談活動のボランティアなどに関わる。その後、シニア産業カウンセラー、中級教育カウンセラー、不妊カウンセラーの資格を取得。2019年には国家資格の公認心理師を取得。「みんな違って、みんないい」をモットーにカウンセリングルーム「マザリ―カウンセリング」を運営。小・中学校の相談員を10年間担当。小児科では、子育て支援を10年担当。産業保健では、企業でのカウンセラーや研修講師、メンタルヘルス対策支援も行ってきた。現在は、産業保健分野で企業のメンタルヘルス対策支援とスクールカウンセラーとして教育分野で活動中。趣味のジャズシンガーとしても活動中。好きなことは、ドライブや歌を歌うこと、そしてビール♪
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