2017年11月05日
親の責任

私にはいつも気になる広告があります。
「子どもの歯並びは親の責任です。」という歯列矯正の広告です。
そこで「責任」ということについて考えてみたいと思います。
辞典には、①自分が引き受けて行わなければならない任務。義務。
②自分が関わった事柄や行為から生じた結果に対して負う義務や償いとあります。
この広告の場合は、①の意味で使われていると思われます。
私が疑問に思うのは子どもの責任を親はどのように取るべきなのかということです。
「責任」は「義務」でもあります。
「義務」は「権利」と組み合わせて考えられることが多いようです。
そこで「子どもの権利条約」をご存知でしょうか。
子どもの四つの権利「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」を守り、子どもにとって一番いいことは何か考えなければならないとうたっています。
第18条では「子どもを育てる責任はまず父母にある。」とあります。
そして第12条には「子どもは自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利を持っている。」とあります。
これらのことから、“子どもの意見を聞き、尊重し、考慮し、親としての責任を果たすことが求められている”と私は考えますが…
皆さんはどう考えますか?
<参考>ユニセフのホームページに「子どもの権利条約」が詳しく説明されています。