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2012年03月06日

占いとカウンセリング

個人的には占いとカウンセリングはなったく異なるものだと思っているが、クライエントにとってはカウンセリングも占いもそんなに変わらないものなのではないかと思う時がある。

カウンセリングの中で占いの話は度々語られる。
「占ってもらったら…」「○○の占いによると…」など自分の未来を指し示しているかのように語られることがある。
一応、占いにも根拠はあるらしい。
詳しくは知らないが統計的な背景があるらしい。
カウンセリングは科学であり、統計であり、理論であり、学問であり、哲学であり、人間観である。

私は…
占いは「他者依存」でカウンセリングは「自分主体」だと考えている。
誰かがその人の未来を予言していいのだろうか…?
そして、あたかも指し示された未来を選ばざるを得ないように進んで行っていいのだろうか…?

人は自分を自己決定で生きていると私は信じている。
どんなこともいつも、そう決めて、行動しているのは間違いなく自分自身なのである。
自己決定は常に自分が主体的に決めていることなのではないだろうか…

実は…
宗教にも私は疑問を抱いている。
「○○が…」「○○によると…」と考え決めているのは自分自身。
他者決定を決めているのは自分自身なのだ。

自分が決めているのに、「占いが…」「宗教が…」と言うのは自己責任を免れるための口実ではないのかと思ってしまう。
偏った考えかもしれない。
それで生きやすく、救われる人が確かにいるのだから…

だから私は…
カウンセリングで何よりも大事にするのは「その人の力」
何物にも代えがたい「その人」
自分が自分であることを理解し、受け入れ、歩み始めるところからカウンセリングは進んでいくと感じている。

最後に…
カウンセリングには自らの力が発揮できる何かが備わっている。
カウンセリングを選んだ時から「ままならない自分」が変化していくものだ。
決して他者や偶像ではなく、自己から生み出される「あなた」が見えてくるものなのだ。
そんなお手伝いが出来る「カウンセリング」が私は大好きだ。





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この記事へのコメント
タイトルに少し驚きました。私は宗教も占いも個人の人生に対して無責任だと思っています。中には自分で決められない方もいらっしゃるでしょうが、それでも、自分で判断する練習から始めるのが道筋ですね。
Posted by ももっこうの父 at 2012年03月08日 23:43
ももっこうの父さん、コメントをありがとうございます。
自分で決めるって本当に難しいことのようです。
「決めてるのは自分」そう気づいた時から何かが変わり始めるようです。
Posted by Mako TakabayashiMako Takabayashi at 2012年03月09日 01:35
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プロフィール
Mako Takabayashi
Mako Takabayashi
1960年生まれ。魚座。B型。母乳育児支援、食と暮らしの市民活動、心の相談活動のボランティアなどに関わる。その後、シニア産業カウンセラー、中級教育カウンセラー、不妊カウンセラーの資格を取得。2019年には国家資格の公認心理師を取得。「みんな違って、みんないい」をモットーにカウンセリングルーム「マザリ―カウンセリング」を運営。小・中学校の相談員を10年間担当。小児科では、子育て支援を10年担当。産業保健では、企業でのカウンセラーや研修講師、メンタルヘルス対策支援も行ってきた。現在は、産業保健分野で企業のメンタルヘルス対策支援とスクールカウンセラーとして教育分野で活動中。趣味のジャズシンガーとしても活動中。好きなことは、ドライブや歌を歌うこと、そしてビール♪
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