2012年01月26日
虐待を受けていた少年犯罪者
「少年たちは何故人を殺すのか」文春新書を読み終わった。翻訳されたものなので、海外の少年犯罪者の殺人にいたるまでのノンフィクションではあるが、日本で起こった少年の親殺しのいくつかが頭に浮かんだ。本によると、全ての少年犯罪者が虐待を受けていた。体罰、ネグレクト、性虐待などどれも過酷で残酷なものばかり…また、支配的で過干渉な養育環境も子どもにとっては虐待と変わらない悪影響を及ぼしてしまう。虐待する親は何故か口をそろえて「しつけ」と言うが、事実は暴力であり、子どもにとっては脅威となって安全と安心を脅かされることに他ならない。子どもにとって親は生活の全てに影響を及ぼす存在だ。愛しまれ、大切に養育されることがどんなに重要で、将来健康に過ごせるために必要なのかを改めて考えさせられた。
Posted by Mako Takabayashi at 13:33│Comments(0)
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