2011年12月12日
愛着障害という問題
今読んでいるこの本は実に考えさせられる内容です。
臨床で出会うクライエントの顔が次々と浮かんできます。
以下内容より抜粋しました。
愛着とは…
人と人との絆を結ぶ能力であり、人格の最も土台の部分を形造っているもの
「第二の天性」「第二の遺伝子」とも言える愛着スタイルは四つのパターンに分類されるとのこと
1.「安定型」母親から離されると泣いたり不安を示したりするが、その程度は過剰と言うほどではなく、母親が現れると素直に再会を喜び、母親に抱かれようとする。
2.「回避型」母親から引き離されてもほとんど無反応で、また、母親と再開しても目を合わせず、自分から抱かれようともしない。
3.「抵抗/両価型」母親から離されると激しく泣いて強い不安を示すのに、母親が表れて抱こうとしても拒んだり嫌がったりする。しかし、いったんくっつくと、なかなか離れようとしない。
4.「混乱型」回避型と抵抗型が入り混じった、一貫性のない無秩序な行動パターンを示す。
そして、不安定な愛着状態におかれると補おうとする「統制型の愛着パターン」と呼ばれるコントロール行動を作り出すとのこと
1.「支配的コントロール」暴力や心理的優越によって、相手を思い通りに動かそうとするもの
2.「従属的コントロール」相手の意に従い恭順することで、相手の愛顧を得ようとするもの
3.「操作的コントロール」支配的コントロールと従属的コントロールがより巧妙に組み合わさったもので、相手に強い心理的障害を与え、同情や共感や反発を引き起こす事によって、相手を思い通りに動かそうとするもの
興味を持ってこれ以上知りたい方は是非この本をお読みください!!!
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Posted by Mako Takabayashi at 23:17
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