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2020年03月29日

もしかして…発達特性があるからかも…

もしかして…発達特性があるからかも…


カウンセリングで話を聴いていると…
「もしかして、発達特性があってこうなっちゃったのかな…?」と想像することが度々ある。
本人とても困っているし、周りの人も問題だと思っているらしく「あーせー、こーせー」と言われている。
あるいはダメ出しをされている。
「何でもかんでも発達障害としてしまうな」と戒める精神科医の方もいらっしゃる。
が、私は発達特性があるからなってしまうことに対して、本人の努力だけではどうにも出来ないことがあると思っている。

そうしたくてもやれなかった切なさや本当はそうじゃなかったらよかったのになってしまった情けなさは本人が一番感じている。
そこをダメ出ししたり、何とかすればよかったを持ち出されるのは、傷口に塩を塗られる感覚に似ている。
発達特性のある人は、その能力の違いがあからさますぎて誤解されてしまう。
そして、叱咤激励され続けて傷ついてしまう。
確かに、そんなこと…と感じることをしてしまうし、繰り返すし…
コミュニケーションが苦手なので、弁解がましくなってるか無反応のように見えるし…
世の中の多数派の人達からは非常識だったり、普通じゃないことを次々と起こす。

私にはその苦しさが切なさが痛いほど伝わってくる。

発達特性がありそうならば…
カウンセリングで次のことを話し合います。
①自分に出来ること、やるべきこと、やりたいことを探して、何ができないのかを見極める自己理解
②自分を律するために何をどう工夫するのか
③困った時に相談できる人を見つけること
④身近な大切な人に発達特性で起こることを知ってもらって援助してもらうこと

今の自分を最大限活用して、支えてももらって、何とかなる日々が送れるようになればと思ってます。
診断が必要な時は医療機関を活用すればいいし、投薬でしのげるならそれも使えばいい。
辛いことも多いけど、一緒に歩んでいきましょう!









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プロフィール
Mako Takabayashi
Mako Takabayashi
1960年生まれ。魚座。B型。母乳育児支援、食と暮らしの市民活動、心の相談活動のボランティアなどに関わる。その後、シニア産業カウンセラー、中級教育カウンセラー、不妊カウンセラーの資格を取得。2019年には国家資格の公認心理師を取得。「みんな違って、みんないい」をモットーにカウンセリングルーム「マザリ―カウンセリング」を運営。小・中学校の相談員を10年間担当。小児科では、子育て支援を10年担当。産業保健では、企業でのカウンセラーや研修講師、メンタルヘルス対策支援も行ってきた。現在は、産業保健分野で企業のメンタルヘルス対策支援とスクールカウンセラーとして教育分野で活動中。趣味のジャズシンガーとしても活動中。好きなことは、ドライブや歌を歌うこと、そしてビール♪
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