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2018年05月10日

感覚過敏と共感覚

感覚過敏と共感覚


洋服のタグがチクチクするとか
時計のチクタクが気になって眠れないとか
黒板をひっかく音が気持ち悪いとか…
誰しもが感じたことがある感覚は何となく分かるでしょうか?

感覚過敏に悩まされる人々は、感覚の刺激に常に悩まされ、緊張し、気分や体調に影響を及ぼします。
例えば…
食べ物の好き嫌いが多いとか
回し食べをせずに一つずつ食べていくとか
いつも同じ洋服を着ているとか
洗剤の香りにむせてしまうとか…

誰しもがあるかもしれないけれど、特別に敏感な人たちがいます。
本人のわがままや好き嫌いのように見えるけれども実は…
食べ物の好き嫌いは、歯触りを痛いと感じていたり
一つずつ食べるのは味が混ざるのが苦手だったり
いつも同じ洋服なのは、肌触りが不快すぎて痛いからだったり
洗剤のにおいにむせると、涙が出て、吐き気を感じるからだったり
過剰と言える感覚の反応があるからなのです。

それにプラスして共感覚もある人がいます。
共感覚とは、ひとつの感覚刺激から複数の感覚が呼び起こされることです。
例えば…
文字に色や音や味を感じたりする
言葉に映像が見える
ようなことです。
「僕には数字が風景に見える」と言う本が何年か前に出版されましたが覚えていますか?
彼は共感覚の持ち主のようです。

また、ケンブリッジ大学のチームが2013年に、「自閉症スペクトラムのある人は定型発達の人に比べて、共感覚のある割合が高い」と報告しています。
確かに、カウンセリングで発達障害の人たちから共感覚の話を伺うことはよくあります。
感覚過敏もです。
どうも脳の中で何かが起こっているらしいのですが、今のところ定かではないようです。

とは言え、現実にはあることが分かってきています。
興味関心を持った方
りたりこ発達ナビに詳しく説明があります。
参考にしてくださいね。

実は…
私も感覚過敏と共感覚があるみたいです。
生活に支障あるほど苦しくはありません。
得してることもあります。
多くの人は苦しくて辛いことが多いようです。

「あなたの知らない世界」はまだまだたくさんあるようです。



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プロフィール
Mako Takabayashi
Mako Takabayashi
1960年生まれ。魚座。B型。母乳育児支援、食と暮らしの市民活動、心の相談活動のボランティアなどに関わる。その後、シニア産業カウンセラー、中級教育カウンセラー、不妊カウンセラーの資格を取得。2019年には国家資格の公認心理師を取得。「みんな違って、みんないい」をモットーにカウンセリングルーム「マザリ―カウンセリング」を運営。小・中学校の相談員を10年間担当。小児科では、子育て支援を10年担当。産業保健では、企業でのカウンセラーや研修講師、メンタルヘルス対策支援も行ってきた。現在は、産業保健分野で企業のメンタルヘルス対策支援とスクールカウンセラーとして教育分野で活動中。趣味のジャズシンガーとしても活動中。好きなことは、ドライブや歌を歌うこと、そしてビール♪
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